“ヒメギフチョウ”探訪

高校時代の蝶仲間と一緒に、念願のヒメギフチョウとの出会いを楽しみに、関東唯一のこの蝶の棲息地を訪ねてみました。

例年5月の連休頃が発生期と聞いていたので、天気予報を聞いて、5月1日を選びました。

キャンプ場から山道を登った頂上付近が発生地という情報を聞いていましたが、いざそのキャンプ場に着いてみると、どう行ったらいいのかさっぱりわからず困っていました。

そうこうしているうちに、ちょうど地元の保護団体のメンバーの方と出会い、色々と保護活動の様子などお聞きしながら現地までご一緒していただきました。

食草のウスバサイシンは、山道近くのあちこちにたくさん自生していました。登り始めの付近では、葉はもうしっかり展開していましたが、蝶が卵を産むにはこの状態では開き過ぎということでした。

途中の林の中で蝶の飛ぶ姿が見られることもあるということでしたが、残念なが見られずこのまま今日は駄目かとがっかりしていました。

もう少しで頂上というところで、先を行っていた登山者たちが何やら

座り込んでいるので近付いてみると、「いるよ!」という声です。見ると、ヒメギフチョウが思っていたより早い動きで、元気良く行ったり来たり飛んでいました。この日初めての出会いでした。