ヘメロカリスとは?

花盛りのヘメロカリス園の様子
花盛りのヘメロカリス園の様子

ヘメロカリスはユリ科の多年草で

(現在は独立したヘメロカリス科として扱う場合も多い)、我が国ではニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲなどが、この仲間の野性種として知られています。

 一般にヘメロカリスというと、品種改良した園芸品種を指します。

ヘメロカリスとは,ギリシャ語で「一日の美」の意味です。

その名の通り、ひとつの花は朝開いて夕方から夜には萎んでしまいます、1本の花茎には10~30個くらいの蕾を付け、次々と順を追って咲いてゆくので、2週間くらい花が楽しめます。

品種により早咲き、遅咲きなどもあるので、何品種か取り混ぜて植えておくと、一か月以上花が見られます。      毎日新しい花なので、いつも新鮮な雰囲気が味わえるのは、逆に一日花の良いところといえるでしょう。 

もともと我が国の気候にピッタリ合った植物で、丈夫なノカンゾウの仲間ですから、一度植えればほとんど枯らす心配はありません。

また、どんな初心者が育てても立派な花を咲かせてくれるのも嬉しいところです。しかも品種の数は際限もなく豊富なので、それらをコレクションすることも大きな楽しみです。

  • ヘメロカリス園の開園期間は、毎年6月下旬~7月上旬までの約2週間程です。
  • 800品種以上の鮮やかな花々が一斉に咲き誇ります。当農園で交配したオリジナル新花もたくさん咲いています。
花盛りのヘメロカリス園
花盛りのヘメロカリス園

ヘメロカリスはこんな花!

「水 鏡」ラベンダー系バイトーンオリジナル品種
「水 鏡」ラベンダー系バイトーンオリジナル品種

梅雨の季節の暗い気分を一新!

ヘメロカリスの花の時期は、関東地方では6月下旬~7月上旬に咲く品種が最も多く、ちょうどそれは梅雨の時期にあたります。

晴れ間も少なく、気持ちも沈みがちなこの季節、ヘメロカリスはこんな暗い気分を明るく晴れやかに一掃してくれます。

色とりどりの花々が毎日毎日惜しげもなくたくさん咲いてくれるのです。梅雨の季節は、むしろ毎年待ち遠しい季節となることでしょう。

私自身(園主)、ヘメロカリスに出会えたことで、どれだけ楽しみを与えられたことでしょう。

特にハナショウブやアジサイでは見られない鮮やかな黄色やオレンジ、深紅の色は、観る者の気持ちを明るく和ませてくれます。

赤と黄のバイカラー細弁花
赤と黄のバイカラー細弁花

花の色・形

花の色は非常に豊富で、赤や黄色の原色から桃・橙・紫・白そしてクロユリのような黒色まで、ほとんどの色が存在します.

また、それらの中間色も連続的に微妙な差を持ちながら、すべて存在するといえます。

ただ、青色については、バラと同じように、これぞブルーといえるものにはまだほとんどお目にかかったことはなく、やや紫 がかるラベンダー色やパープル系にとどまっています。

とは言っても、とにかく凄まじい勢いで品種改良が進んでいますので、近い将来素晴らしいブルーヘメロカリスが登場してくるものと期待されます。  

また、花弁と萼に色の濃淡差があるものや、花色の違うもの、花の中心に別の色の蛇の目模様が現れるものなど、大変変化に富んでいます.

 

花の大きさは、4~5㎝の極小輪から20㎝を超すような超巨大輪まで、これまた様々です。

花形については、野生種に見られるユリ型の剣弁花や極丸弁花、リボンのような極細長弁のスパイダー咲き、平咲き、抱え咲き、八重咲き、またジャーマンアイリスに見られるような花弁の縁にフリルの付いたものなど、色々なパターンがあります。

 

これだけ変化に富んでいて、なおかつ栽培も易しいとなると、これ以上のものはなかなか見あたりません。パーフェクトプランツと呼ばれるゆえんです。

優雅なフリルの付いた桃花「アンティックローズ」
優雅なフリルの付いた桃花「アンティックローズ」

日本における育種の意味と今後の展望

せっかくアジア生まれの、しかも原産国である我が国の気候に最も適した丈夫な植物でありながら、この花の良さ、美しさをさらに高め、究めてゆく努力を、他国のみに委ねて安心していて良いものでしょうか。

  

日本人とアメリカ人では、花形や配色、全体の姿などの好みもそれぞれ異なります。私たち日本人の眼から観た時、アメリカで改良された最近の花々はどう映るのでしょう。

その花の色彩や大きさ、フリルの見事さ、洗練された花形、完璧なまでのその姿には圧倒されてしまいます。長年の品種改良、その積み重ねの集大成といった感じで、思わず眼を見張ります。ヘメロカリスの究極を求めた、ひとつの方向といえます。

しかしまた、別の見方として「もっと優しい色がいい」、「風にそよいで揺らぐようなのが素敵」、「優雅さがほしい」などという声も、ヘメロカリス園を実際に観にこられた方の中には意外と多いのです。これが日本人の持つ美意識からの花の見方なのでしょう。

 

観る人の心を和ませ、じっと見入っていたいと思う花、ツバキやラン、その他の植物にもいえることですが、日本人の持っている美意識を突き詰めていくと、明らかにアメリカ人のそれとは違う美しさにたどり着くということです。

 

ヘメロカリスについても、アメリカ人の美意識での改良は、現在とてつもなく及び難いところまで進歩しています。しかし、そうした花をただ追いかけているだけでは、私たちの求める心安らぐ、本当に美しい花へはたどり着けないのかも知れません。

アメリカ至上主義に陥らないための、自分への戒めとしても、最近はその事を意識しています。日本人の手による品種改良の意味は、そこにあるといえます。

ヘメロカリスの美しさの可能性として、ずっと眺めていて飽きのこない優雅さと品格を備えた日本独特の「日本のヘメロカリス」を作っていけたら、これは素晴らしいと思うのです。

 

ぜひ、この奥深いヘメロカリスの世界に、ひとりでも多くの方に眼を向けていただければと思います。

花の好きな方なら、きっと自分の眼を引く品種に出会うことでしょう。そして、梅雨の季節を幸せな気分で過ごすことができます。

「青硝子(あおガラス)」 ラベンダー系オリジナル品種
「青硝子(あおガラス)」 ラベンダー系オリジナル品種

ヘメロカリス園の詳細 へクリックすると見られます

 安全・安心・おいしい!

  岡本自然農園 の平飼い自然卵

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